amazonでカートボックスを獲得するためには価格設定が重要な要素です。amazonセラーセントラルでは価格を自動設定してくれるツールも提供してくれています。非常に便利なツールなので使いこなしてライバルに差をつけましょう。
「価格の自動設定」とは
私はこれまでライバルの出品価格を見ながら手動で価格調整をしていたのですが、このツールを使うとカートボックス価格の変更などに合わせて、対象商品の価格を自動的に調整することができます。
独自の価格設定ルールを複数作成可能
ショッピングカートと同一価格、もしくはショッピングカートよりちょっと高めの設定が可能
出荷方法(FBA or 出品者)が同じものをターゲットにするか選択可能
Amazon直販部門以外の出品者のみをターゲットにするか選択可能
下限価格・上限価格の設定が必要
「価格の自動設定」の使い方
セラーセントラルにログイン後、「価格」メニューから「価格の自動設定」を選択
今回は、自分用の独自ルールを作成するので「価格設定ルールをカスタマイズして作成」ボタンをクリック
ルールタイプとルール名を選択する
競争力があるショッピングカートボックスを選択します。
「ルールに名前をつけてください」のところにルール名を追加します。アップロードツール(後述)は、ルール名に日本語を使っていると使えなかったので、半角英数にしておくと無難でしょう。入力したら「マーケットプレイスの選択に進む」ボタンをクリック。
マーケットプレイスを選択する
私は日本のマーケットプレイスでしか販売していないので「Amazon.co.jp」を選択し「保存して価格設定ルールの選択を続ける」をクリック。
価格設定ルールを定義
ここがルール設定の肝となります。
どの価格設定をAmazonで実行しますか? ショッピングカートボックス価格と同じ: 現在のショッピングカートボックスと同じ価格に設定するときに選択。今回私はこちらを選択しました。 ショッピングカートボックス価格よりも指定金額分低い価格を維持: 現在のショッピングカートボックスよりも、指定した金額分安い金額を自動設定します。指定方法は具体的な金額(例:カートより50円安くする)と、割合(例:カートより2%やすくする)の設定ができます。 みんながカートよりも安くなるように自動設定したら、値下げ競争が自動的に行われて出品者側は悲惨なことになりそうだけれど。。。 ショッピングカートボックス価格よりも指定金額分高い価格を維持: 上記のものの逆バージョンです。指定方法は具体的な金額と割合というのは一緒です。割引競争には巻き込まれないけど、カート取りにくいんじゃないかな?? Amazonと比較する商品の種類を選択してください。 Amazonで出品しているすべての商品で、ASINとコンディションが一致するもの: 「新品」で出していれば、他で「新品」で出品されているすべてのものと比較することになります。 特定のタイプの商品: 私はこちらで条件を指定しました。 出荷方法が同じ商品のみ: 私は主にFBAで出荷しているので、FBA出荷している人をライバルと考え、FBA出荷している商品のみを比較対象にしたいので、チェックを入れました。 Amazon直販部門以外の出品者のみ: Amazon直売部門が出品しているカタログには出品したくないですが、あとからAmazonが出品してくる場合もあります。Amazonと戦ってもいいことないので、Amazon以外をライバルとして、私はチェックを入れました。 セラーセントラルで価格の自動設定を使用せずに価格またはポイントを更新した場合、引き続き価格の自動設定を行いますか ? セラーセントラルの他の場所で価格またはポイントを変更した場合でも、フィード、在庫管理、または価格設定の管理を使用して、引き続き価格の自動設定を行うか、価格の自動設定を保留にするかを選択できます。 はい、引き続き価格の自動設定を行います: いいえ、価格の自動設定を保留します: 私は「はい」の方を設定しました。 必要項目を入力して「このルールをAmazon.co.jpに保存する」ボタンをクリック。
「SKUの選択に進む」ボタンをクリック
扱っている商品が多く、ファイルで一括管理したいので「ファイルをアップロードしてSKUを管理」ボタンをクリック
ファイルダウンロードとアップロードを使った一括管理
「価格の自動設定ファイルをダウンロード」ボタンをクリックし、Flat.File.AutomatePricing.xlsx というファイルを取得してください。 ファイルを開くと、ファイルの使い方が書かれているので、指示通り入力すればOK。
SKU: 自動設定する対象のSKUを入力 出品価格の下限額: 自動設定する金額の下限。低く設定しすぎると赤字になる可能性も出るし、高く設定しすぎるとカートがライバルにおいていかれる可能性もあるので、しっかり考えて設定。 出品価格の上限額: 自動設定する金額の上限。高く売れるにこしたことはないから、上限は高めに設定したい。でも、カタログごとに上限の金額が決まっているのでめちゃめちゃ高い金額を入力しておくとエラーで弾かれます。 国コード: Amazon.co.jpで販売しているので「JP」と入力 通貨コード: 「JPY」を入力 ルール名: 作成した価格自動設定のルール名を入力。全角文字だとエラーになるので注意。 ルールアクション: 今回は新しいルールを設定するので「START」と入力。 ちなみに、自動設定をやめたいときは「STOP」と入力。
すべての項目を入力したら「テキスト」形式で保存。エクセルのままだとアップロードできないので注意。
「ファイルをアップロードしてSKUを管理」ボタンをクリック。
「価格の自動設定ファイルをアップロード」をクリックし、先程保存したテキストファイルを選択。
アップロード中と画面が変わってしばらく待ちます。「再読み込み」ボタンを押すとステータスが変わったかどうか分かります。ステータスが「アップロードが完了しました。」になったら完了です。「処理レポートをダウンロード」のリンクをクリックすると処理結果が分かります。 私が発生したエラー 指定されたルール名の標準の価格設定ルールが見つかりませんでした。ルール名に記号は使用できません。価格の自動設定ルールページで設定したルールを確認し、記号を使用している場合は、価格の自動設定ツールでルール名から記号を削除してください。 ルール名に全角文字を使っていた場合に発生しました。半角英数でルール名を書いたら処理が正常に動きました。 「maximum-seller-allowed-price」が許容値の¥XX,XXXを上回っています。 カタログごとに今の価格から上限値が決まっているようです。ここで出ている上限値を改めて設定してアップロードしたら、大部分は問題なく処理できたのですが、数件同じエラーが発生して設定できませんでした。 エラーで表示されている許容値から数円少ない金額を記入したら処理が完了しました。
最後はエラーがなく、処理された件数と成功した件数だけが表示されるレポートが出て、めでたく価格の自動設定ができました。
セラーセントラルでもさまざまな便利ツール・便利機能があります。 いろいろな機能を使い倒して、ライバルに差をつけましょう!
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